子供教育/女性の人権/職業訓練プロジェクト
ネパール(Nepal)/バクタプル(Bhaktapur)/ヨシンケル(Yoshinkhel)
背景: ネパールの識字率は男性が63%、女性が35%と、ブータンと並び、アジアで最も低くなっているが、ここヨシンケルの状況は極めてひどい。成人全体の識字率が20%、うち女性はわずか5%である。
65家族、610人がこの取り残された村に住んでおり、カースト以下の身分というダリットに位置づけられている。ネパールの貧富の差は激しく、ダリットの人々は生活苦のために両親とも働きに出かけ、子供たちは何のケアもされていない。子供たちは家計を助けるため、学校をやめて働き、10代前半で結婚してしまう。
学校をやめる原因は様々であるが、多くがカースト制の差別、教育に対する認識のなさ、親も読み書きができないこと、などである。
ダリットの人々が正当な教育を受け、人権を取り戻し、生活を改善することを目的に、ネパールの1人の女性によってこのプロジェクトが立ち上げられた。
利得の受給者: ダリットの子供たちと女性たち。
プロジェクト内容:
1. 子供の教育(5歳〜20歳)
5/1より個別教育プログラムを開始。年長の男女にロールモデルとなるよう個別指導をし、彼らに年下の子供たちの指導をさせる。彼らには毎月報酬が与えられ、それを英語やコンピューターの訓練などに自由に充てることができる。
2年間のこのプロジェクトが完了した後は、ヨシンケル以外の村にもこのプログラムを導入していく。
2. 乳幼児の保育(0歳〜4歳)
3. 女性30人の職業訓練
第一グループが編み物を開始した。サンプルが観光地の商人に認められ、帽子、靴下、マフラーなど、合計500件の受注に成功。
プロジェクト参加方法:
1. 教育資材の調達。絵本、本、絵描きノート、ペン、クレヨン、パズル、おもちゃ、手工芸用品など。
2. 商品の販促 (下記はサンプルです。デザイン対応可。)
3. 支援団体の検索とコンタクト
4. ボランティア英語教師
5. 資金: 賃貸料月額800Rs、コンピュータークラス授業料1人1,500Rs、その他
(2007年5月1日現在、1ネパール・ルピー=約1.82円)
郵送先: Social Action for Community Development Society
P.O.Box 3061,Kathmandu, Nepal
事務所住所: Social Action for Community Development Society
Yoshinkhel-11,Bhaktapur, Nepal Tel: 009771 6612403
代表: Ms.Sabina Matangi (ご挨拶の動画はこちら)
討論フォーラム(英語): Nabuur.com/Nepal/Yoshinkhel
お問い合わせ: 当サイト宛て または現地SACDS(Social Action for Community Development Society )のプロジェクト・リーダー Sabina までお問い合わせください。
Sabina宛てのメールは、現地のインターネット事情を考慮して、こちらから転送させていただきます。