Welcome to our website!   〜価値ある情報を日本語でご提供〜


PCNの概要

 プライベート・チャリティ・ネットワーク(Private Charity Network)は、世界の諸問題や社会・人道活動に関心のある方々、NGO/NPO団体を支援される方々に、より正確な情報と真実を伝え、賢い選択と寄付金・慈善活動の効率化を目指して、100%無給ボランティア・メンバーにより運営されるサイトです。


インターネット時代の支援の効率化 - "Global Relations" via internet -

  私たち、"Private Charity Network" は、インターネットを活用し、支援をより効率化できると考えております。 この方法を実践しているのが、WWFオランダ元CEOが設立したNABUUR (the global neighbour network)です。 発展途上国の人々が問題を提起し、世界中から参加しているボランティアたちが、資金ではなく、技術や知識を提供して、問題を解決していくシステムです。
  発展途上国にも、自分たちの生活を改善しようと立ち上がったリーダーたちがいます。 技術者の派遣が必要な場合もありますが、インターネットを通じた技術提供により、先進国からの派遣を最小限にとどめることで、渡航費、滞在費、管理費、人件費など、多くの無駄な費用を省くことができます。そしてチャリティのための資金は、より多くの人々に行き渡ることができるのです。
  すでにこの方法でいくつも問題が解決され、NABUUR (the global neighbour network)は国連ボランティア計画(UNV)から表彰されています。
  NABUURメンバーでもある私たちは、日本からも多くの人々が技術や知識を提供してくださることを願って、こうしたローカルレベルでのプロジェクトを、透明性・効率性を基準に厳選し、日本語で紹介して参りたいと思います。

成功への鍵は「アイデンティティ」と「セルフ・モチベーション」
          - Supporting the self-support -


  セネガルでFGMの廃絶運動が成功した裏には、現地のリーダー的存在の女性たちが立ち上がり、民衆を導いたという背景があります。「アイデンティティ」と「セルフ・モチベーション」が必要なのです。自分たち自らの手で変えていこうというモチベーションがなく、ただ”もらう”ことを待つだけの人々を支援することは、かえって彼らに安易な収入手段をもたらしてしまうことにもなりかねません。
  資金が必要な場合もありますが、まずできるだけ資金を当てにせず、自立できるプロジェクトに練り上げることで、現地の人々のモチベーションも高まります。 先進国にいる私たちも、資金を最後の手段に残し、より効率的なプロジェクトを現地のリーダーたちと直接コミュニケーションして進めていくことで、 彼らとよりよいパートナーシップを築き上げることができます。
  遠く離れた土地でも、助けが必要ならお互いに助け合う、こうした友好的な関係がプロジェクトを最終的に成功に導いていきます。

支援団体の信頼性 - Charity organization analyzed -

  アメリカではNGO/NPOの活動実態や会計を調査し、効率性や信頼性を評価している団体がいくつもあります。支援者たちはこれらを閲覧し、どの団体に支援したらよいか、判断の基準にしています。 また各団体へのクレームも公開し、それら団体が抱える問題を改善していくことも目指しています。
  日本にはこうした組織がまだなく、また公開されている情報では不透明な部分も多いため、 真剣な支援者たちの信頼性を失っていることも少なくありません。 私たちは、日本のNGO/NPOの公開情報を集め、分析していくことで、支援者の判断基準、また団体の透明性の改善にも役立てたいと考えています。

情報の共有化 - We did it to meet our needs; Would meet yours -

  このサイトを立ち上げたもう一つの理由は、それぞれが個別に集めている情報をネットに公開することで、 より多くの人と効率的に情報を共有できると考えたからです。 現地の最新情報やより細かい情報は、まだほとんどが英語です。共有しなければ、それぞれが膨大な時間と体力を必要とします。 私たちはそれぞれ本業をもち、空いた時間を無償ボランティアとして翻訳や調査、企画、現地とのコミュニケーションに充てています。 またウィキペディアのポリシーに倣い、思想・宗教・政治などに偏りのない活動を行うため、スポンサーも付けない方針でおります。 活動の幅を広げるためにも、今後日本でも多くの方が参加して下さることを願っております。



組織・運営


組織形態 有志による集まり。
スタッフ 調査・翻訳などを行う当企画賛同者、現行6名(更に勧誘中)。
運営 100%無給・無償ボランティア。



活動内容


ニュース、コラムの掲載
  • 現地との情報交換や、国内外の一般紙・調査団体の記事を引用して、日本語で掲載する。
  • 世界の悲惨な状況、チャリティ団体の問題点などをコラムにして掲載する。
  • 地域別に貧困率などのデータを調査して掲載する。
支援プロジェクトの紹介
  • 現地とのコミュニケーションを通じ、必要と判断される支援については、Nabuur(現地支援コミュニティサイト)にプロジェクトとして立ち上げ、 それを当サイトで紹介する。
  • 国内外の慈善団体にローカルプロジェクトを紹介し、支援が実現した場合は当サイトで紹介する。
  • 支援プロジェクトの適正な規模・金額の判断に資するため、支援の実例や生活水準などのデータを集約し、掲載する。
支援団体の評価
  • 国内外の主な支援団体の活動報告書を調査・翻訳し、集約して掲載する。
  • 必要に応じて当該団体にヒアリングをし、活動の透明性などを評価して掲載する。



理想と情熱


生活環境の問題

 「放っておくしかない」 劣悪な生活環境に住む人の数はあまりに多く、このように考えてしまうのは無理もないかもしれない。 どんなに支援をしても解決に100年、200年とかかるかもしれない。 しかし、放置をしたら問題は悪化するばかりである。 世界人口はこの100年で20億人から65億人へと急増。 半数は1日2ドル以下で生活をしている。 毎晩、空腹で寝られない人も多い。

  食べ物がないだけでない、安心して飲める水もない、怪我や病気をしても病院がない、寝る家もない人がいる。 難民生活を強いられている人々は世界中にいる。 問題は、自然環境の悪化、自然災害、人口増加、更には、宗教・民族対立や南北問題である。 南北問題は、植民地支配・奴隷貿易という過去の過ちに始まり、今ではグローバル経済の中での劣勢的立場、更にはIT技術の遅れなどが原因である。 自然環境の悪化や自然災害には、二酸化炭素などの排出が影響していると言われる。

  先進国が、過去の責任としてやるべきこと、あるいは、地球の将来のために助けられることは多くある。 少なくとも問題を悪化させないために、活動をしないわけにはいかない。

子供の問題

  「子供は財産である」とは言うが、世界には子供を売ってお金にする親がいる。 兵士、売春、臓器売買のために拉致させることもある。いわゆる児童売買(trafficking)である。 そこまで行かなくとも、学校に行かせず働かせたり、観光客にお金をせびらせる親は非常に多い。 子供たちが観光客から稼いだお金が、実は親のギャンブルに使われるというケースも少なくない。麻薬や犯罪の問題も多い。 あるいは地域によっては奴隷制度が残っており、それ自体の問題とともに、 代々過酷な労働を強いられるのを分かっていながら子供を生むという問題もある。

  この解決のためには、法整備などの人権活動だけでなく、教育・職業訓練の整備や、あるいは、人からの愛、創造的な活動の場といったものも必要である。 それら有効な支援を行うことが求められている。

女性の問題

  女性の問題は「男性の問題」である。 社会的地位、DV(ドメスティック・バイオレンス)、レイプ、売春目的の児童売買などである。 レイプされた女性が被害者扱いされず、むしろ汚らわしいものとして扱われる社会も多く残っている。 またアフリカを中心に、いまだ非人道的で非衛生的な文化風習「FGM(女性性器切除)」も多く残っている。 また、子供を産むためや、性の奴隷として拉致し、強制結婚させる「誘拐結婚」もはびこっている。

  これらは、経済や病気などに起因する問題とは違って、男性の協力さえ得られれば今日にでも改善できてしまう問題である。 しかしその協力を得ることが難しい。被害に遭った女性のトラウマの回復、自律のために、 心のケアセンターや職業訓練、そして女性のエンパワーメントが急務である。 女性が人権を回復することは根本的な貧困予防に繋がる。強制早婚、レイプ、売春が減少し、エイズ、孤児も減少するからである。


HIV・AIDS

  HIV感染者・エイズ発症者の数は激増している。  特にアフリカ地域に多く、南アフリカでは成人の21%に達する。 実に5人に1人である。 HIV感染して生まれてくる子供も当然にいる。  更にひどいのは、感染した男性がレイプに走るケースである。

  感染の拡大を減らすこと、感染者を発症しにくくする治療、発症者の対症療法、生活保護や心のケアといったことが必要とされている。 国際支援団体のプロジェクトも多く、協力して改善していきたい。

農業・所得

  アフリカにおいては、農業の拡充が依然として重要な課題である。 食料の確保や、貿易による外貨獲得につながる。  インドやキューバなどが農業重視政策で成功している。 また、農業以外にも、所得を得る手段の拡充が必要となっている。  そのためには人材が全てで、高等教育や職業訓練を強化し、よき人材を育成しなければならない。

IT技術

  「デジタル・デバイド」と称される問題であるが、後進国のIT技術不足が更なる格差を生み出している。 今の時代、PCを使わずにビジネスはできない。 また、インターネットにアクセスができるだけで、様々な情報を得ることができる。

  学校へのPC設置などのプロジェクトが多く立ち上がっている。  必要な地域、台数、コストなどを調査し、協力者の呼びかけをしていきたいと考えている。

文化・ゆとり

  国家・地域の健全な発展に文化の果たす役割は大きい。  文化の形には、文学、音楽、芸術、スポーツなど様々なものがあるが、自らが情熱を注いで参加することで人間としての生き方を獲得していくものである。  機材の提供などのプロジェクトにも協力をしていきたいと考えている。