映画・ビデオ

「ブラッド・ダイヤモンド」  (Blood Diamond)



  紛争中のシオラレオネを舞台に、アフリカ育ちの白人密売人、ニューヨークから来た女性ジャーナリスト、家族を奪われた漁師が紛争ダイヤモンドをめぐって交わる、衝撃と感動の大作。
  裏で操る先進国の企業、手足切断の歴史、虐殺、麻薬、難民キャンプ、児童兵の問題などがストーリーに巧みに盛り込まれ、現在のアフリカの多くを説明しています。レオナルド・ディカプリオの演技も素晴らしい。

「すべては愛のために」  (Beyond Borders)



  まるでアンジェリーナ・ジョリー自身を映し出しているかのような映画。エチオピア、カンボジア、チェチェン、それぞれの舞台で体感する残酷な現実と慈善活動の難しさ。本当に支援を必要とする人々を救済しに行く活動家たちが、いかに命を懸けて闘っているか、それが伝わってくる作品です。

「ホテル・ルワンダ」  (Hotel Rwanda)



  1994年春、ルワンダで実際に起こった史上最悪ジェノサイドのドキュメンタリー映画。フツ族過激派による計画的ツチ族抹殺は、100日間で約80万人のツチ族とフツ族の穏健派を殺害したと言われています。ホテル・ルワンダの支配人は1200人ものツチ族を匿い続けました。
  虐殺が始まっても、西側諸国は次々に撤退。”救う価値がない”国は助けないという国際社会の現実。もう自衛しかないと死の恐怖に怯えながら、家族と追われた人々を守り抜いた1人の男性の真実の感動作。

公式サイト

「パトリス・ルコントのドゴラ」  (Dogora by Patrice Leconte)

coming soon

  フランスのパトリス・ルコント監督が長年の夢だったという、セリフの全くない映像と音楽だけのドキュメンタリー芸術映画。エティエンヌ・ペルションのダイナミックな楽曲をバックに、カンボジアを舞台に、人々、風景、生活の様子が次々に映し出されていきます。貧しいスラム街、危険なごみ処理場で働く子供たち、踊りに励む女の子たち、悲しくも美しい映像と音楽で訴えるこの感動的な作品は、さすがフランス人ならでは。永久保存版にしたい一作です。