緊急国際署名

「女性の人権」レポートをダウンロードして死刑宣告を受けたアフガンの男子学生救援にご協力を!


  アフガニスタンの23歳の学生ジャーナリスト、サイード・パーヴェズ・カムバクシさんは、女性の人権に関する論文をインターネットでダウンロードし、それを同僚たちに配ったことで、宗教裁判にかけられ、弁護士を呼ぶことも認められず、死刑を宣告されました。

  この事件が国内外で論争を呼び、首都カブールでは学生の解放を求めるデモが起こり、海外でも、国連、人権団体、ジャーナリスト団体、外交官たちが、判決の取り消しと学生の解放を政府に要求しました。

  世界中から学生救済を求める嘆願書が殺到し、先日5日、カルザイ大統領のスポークスマンは、処刑はないだろうと発表しました。裁判は3段階になっており、死刑宣告は最初の判決であり、まだ2段階あるので、経過を観察している段階だと述べています。

  英紙インディペンデント社 (The Independent) は、英国外務省を通じて圧力をかけるべく署名を呼びかけ、 現在までのところ9万人以上の署名が集まっています。判決は未だ未確定なため、更なる圧力をかけるべく、引き続き署名を呼びかけています。 署名のページはこちら。



アフガニスタン: 女性の人権、過去最悪の状況に (2008年2月26日)



英文記事:
  カムバクシさんの解放を The Independent, Feb. 25, 2008)
  カムバクシさんはいかに死を宣告されたか The Independent, Feb. 25, 2008)
  カムバクシさん、カブールへの移送と解放の可能性 The Independent, Feb. 16, 2008)
  アフガニスタン政府、処刑は免れるだろうと発表 The Independent, Feb. 6, 2008)
  国連人権高等弁務官もパーヴェズ救済キャンペーンに参加 The Independent, Feb. 5, 2008)
  死刑宣告を受けたアフガニスタンの男子学生を世界が救済 The Independent, Feb. 1, 2008)

(2008年2月25日)