児童売買/児童兵
 (Trafficking of children / Military use of children)


児童売買


  人身売買の半数は未成年者であり、 主に労働と売春の目的で売買される。家庭が貧しいために、負債を清算するために親が子を売るケースや、 またはよい教育を受けさせると騙されて預ける場合もある。 エイズで親を失った子供たちが売買されるケースも多い。


児童兵


  児童売買の中には、強制的に児童兵にさせられるケースもある。 現在世界に約30万人の未成年兵士が、紛争に参加していると推測されている。 多くは10代であるが、中には7歳という幼い少年もいる。


アフリカ:  未成年兵士が最も多い地域で、約20万人いると言われている。これまでに確認されている国は、 ブルンジ、チャド、コートダジュール、コンゴ民主、ルワンダ、シエラレオネ、スーダン、ウガンダである。
  中でもウガンダの反政府集団「神の抵抗軍」(LRA)は、児童兵の扱いで悪名高い。 「兵士に仕立てるために北部の子どもを拉致。肉親や友達を殺させて恐怖心で服従させるなど残虐な行為を続けている。」 *1)という。 ウガンダ国民抵抗軍(UPDF)も、親の同意があれば13歳で入隊を許可している。


アジア:  何千人もの児童が部隊に巻き込まれているが、正確な数字はわかっていない。
  ラオス、ミャンマーでは、政府の軍部が12歳から18歳の青少年を強制的に入隊させている。
  アフガニスタン、インドネシア、スリランカ、フィリピンでは、主にマイノリティ部隊や反対勢力に入隊していることが多い。


ヨーロッパ:  チェチェンでも、ロシアとの紛争で18歳以下の少年兵が参加していたと言われている。


*1)  引用元:高知新聞「テラ・ルネッサンス」理事長、鬼丸昌也氏談

参照1)  Wikipedia/Military useo of children
参照2)  Wikipedia/Trafficking of children
参照3)  Wikipedia/Trafficking in human beings
参照4)  Wikipedia/Slavery